血液内科とは
血液の病気は、健診等で血液細胞(白血球、赤血球、血小板)の数の異常があったり、細胞そのものの異常がある病気です。
白血球はばい菌と戦う細胞であり、数の異常や細胞の異常があるとばい菌にやられやすくなり、通常はかからないような感染症にかかったりします。赤血球は全身に酸素を運ぶ細胞ですが、赤血球が少ないと貧血という状態となり、体に十分な酸素がいきわたらなくなります。血小板は出血を止める成分ですが、血小板が少ないと出血しやすくなります。

病名としては、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、再生不良性貧血、血友病等が挙げられます。
初期治療は通常はクリニックでは行うことはできず、入院設備の整った病院で行うことが多いです。

今後、血液疾患や腫瘍内科、疼痛緩和内科の診療の幅を少しずつ拡大させてまいります。
血液疾患の治療後に経過観察目的のご紹介を受けることはできます。

対応可能な事(詳細はお問い合わせください):
・医療用麻薬処方
・治療後寛解を維持している悪性リンパ腫の患者さんの定期フォロー
・病状が安定している血小板減少の患者さんの定期フォロー
・病状の安定している骨髄増殖性疾患の患者さんの定期フォロー
・病状の安定している血友病の患者さんの定期処方
・病状の安定している無又は低ガンマグロブリン血症の患者さんの定期処方
・汎血球減少があって、治療適応ではない患者さんの定期フォロー
・同種造血幹細胞移植後5年以上経っており、病状の安定している患者さんの定期フォロー
・血算(白血球数、赤血球数、血小板数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、MCV、MCH、MCHC、リンパ球%、顆粒球%、単球%、RDW-SD、PCT、MPV、PDW)全て機械計測
・単純CT(近隣施設と連携して、即日実施可能)、単純MRI(近隣施設と連携して、予約可能)


準備中:骨髄検査、RevMate登録(レナリドミド、ポマリドミド)、TERMS登録(サリドマイド)、輸血療法、G-CSF投与、腹腔穿刺、胸腔穿刺、腰椎穿刺、同種造血幹細胞移植後のワクチン接種、血液疾患の化学療法のセカンドオピニオン、同種造血幹細胞移植のセカンドオピニオン等

2024年10月に行われた第86回日本血液学会学術集会(京都)で「地域における血液診療」というカテゴリーがあったように今後は基幹病院とクリニックレベルの連携が重要となってくるかと思われます。千葉県内の血液内科のある基幹病院と連携を進めてまいります。

  • 血液型検査は自費で実施可能です。

  • 血液型で親子かどうかの判定は推定は出来ますが、確定は難しいです。

  • 血液型による性格の違いについての質問にはお答えできません。